鞍馬寺と縁の深い貴船神社は、鞍馬寺裏山を越えて貴船神社へと続くが京都からは鞍馬寺手前の分岐点を左に行くと、川沿いの斜面に鳥居に大樹が見える。緩やかな石段を上った所に優美な曲線を画いた社殿が見える。賀茂川の水源にあたり、水を司る神さんを祀っている。社伝に拠れば神武天皇の母君の玉依姫命が黄船に乗って難波津から淀川を経て鴨川を遡り、現在の奥宮の地に至り水神を祀ったのが創建と言う。境内には「水占みくじ」は御神水にみくじを浸し吉兆を占い参拝者に人気がある。祭神は本殿が高龗神(たかおかみのかみ)中宮は磐長姫命、奥宮は高龗神を祀っている。延喜式には愛宕郡「貴布禰神社」と見えて名神大社、高は山峰を指し龗は龍神で雨を司る神である。鞍馬、貴船の奥深い峰々は神秘な霊気の宿る京都の北の霊峰にある。
0 件のコメント:
コメントを投稿