2009年5月30日土曜日

神仏霊場巡り犬鳴山七宝龍寺

七宝瀧寺 真言宗犬鳴派 本尊倶利伽羅大龍不動明王 近畿三十六不動
泉佐野市大木八 JR阪和線日根野駅下車または、南海本線佐野駅下車バス犬鳴山行き中大木下車、徒歩一時間半から二時間
開山「役小角」創建斉明七年。参拝は難所中の難所と言える。行者の修行の滝のある行場である。行者と言えば不思議な魔力を持ち、天狗、仙人を越えた超能力を持ったのが「役小角」である。大峰山、吉野の山々奥深く修行の末、行場と諸神仏を祀りその界隈を拠点にして後世に大きな影響をのこした。その「役小角」が最初に拠点として修行の場としたのが「元山上、葛城二十八修験根本道場」である。
もともと七宝瀧寺と下手の火走神社と一体だったが、明治の神仏分離令で別に運営されている。険しい峡谷に七つの滝があって、夏場でも冷やっとして今日でも、その行場で白衣で命懸けで滝に打たれている人を見かける、ニュースの映像で見る事がことが出来る。
正平七年(1362)紀州の粉河寺の渓閑和尚が土丸城主の援助を受け再興したが、秀吉の根来攻めにより本堂以下焼失、寺領も失ったが、その後岸和田城主岡部氏により寺領が寄進されて復興したが、再び明治の修験道の禁止で衰退したが、戦後葛城修験道の復活を目指しているところである。

0 件のコメント:

コメントを投稿