2011年11月19日土曜日

歴史探訪 護国神社


色即是空 「護国神社について」
大阪府に住み歴史的建造物を数々見てきたが、たまたま住之江区の住之江公園の交差点に立ち、広大な神域と森林に囲まれた神社を発見、護国神社であった。記紀に見る祭神の何れかと思い調べて見て分かったことは、「護国神社」の祭神は国家の為に殉職した人の英霊を祀るための神社。各都道府県に祀られている。調べてわかった。祀る祭神は靖国神社とはほぼ同じではあるが、本社、分社の関係は無く、主に各地域に殉職した人々を祭っていて、京都府などでは坂本龍馬など明治維新の獅子たちも祀られている。
私は一ノ宮研究を進めていて、数え歌に、一は一番一ノ宮、二は日光東照宮、三は讃岐の金比羅さん、四は信州の善光寺、五つ出雲の大社、六つ村には鎮守様、七つ鳴り成田の不動様、八つやはたの八幡宮、九つ高野の弘法さん、十は東京招魂社で最後の招魂社は何かで調べ手も分からずそのままだった。
招魂社は明治時代に国の為に殉職した英霊を祀る神社として「招魂社」が建立されたが、格式をもたすために「護国神社」と改められた。社格として府社県社に相当し内務大臣指定護国神社と指定外護国神社に別れる、終戦と同時に進駐軍は軍国主義施設として改名させられ講和条約後元に戻された。全国に五十二神社を数え靖国神社とは交流があるが、違う点は政治色がないことと、一九六〇年以後天皇、皇后陛下が十年ごとに幣帛を賜与されている。戦後長く戦没者を戦友会が運営していたが、高齢化で維持が年々難しくなり、今日では新たな祭祀には自衛官が祀られている。
国家の殉職した英霊にたいして「護国神社」哀悼の意を捧げてもいいのではないだろうか。
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