西国観音霊場二十番札所 善峯寺
京都は南西の西山連峰の釈迦岳の山麓にあって、向日町から竹藪の道で坂道を行くと荘厳な楼門は源より友の寄進と言われ、石段を上ると本堂の観音堂に本尊の千手観音菩薩は弘法大師作、脇時十一面観音菩薩は源算の作といわれている。経堂、右手の石段を登れば五葉松、桂昌院の手植えと言われる全長四十メーターはある「遊龍の松」は天然記念物である、境内には本堂より回遊式庭園に諸堂、高台の薬師堂辺りからは京都が眼下に眺望できる。開山は比叡山の源信の弟子で源算が堂塔を建立したのが始まりと言う。その後、朝廷の信任厚く祈願で生まれた伝承の、白河天皇の信仰深く歴代足利将軍の加護で堂塔五十を数え栄えたが、応仁の乱で焼失、徳川幕府の綱吉の母、桂昌院のこの辺りの出身でほとんどが七堂全て改築、改修し再建したと言う。
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