近江は禪宗の神仏霊場巡り 永源寺
古来、滋賀県の八日市と三重県の桑名を結ぶ街道、八風街道を愛知川に沿って行くと永源寺に着く、紅葉の名所で禅宗の古刹で臨済宗は永源寺派本山である。創建は南北朝時代に近江守護佐々木六角が名僧の誉れも高い寂室元光禅師に帰依し、伽藍を建立したことに始まる。寂室は中国に渡り七十一歳にして六角に出会い愛知川の渓流と険しい山々に生涯、在野を貫いた。永源寺の寺名は六角(氏頼)の法名祟永と近江源氏に由来するものである。永源寺は戦国時代には戦火で衰退するが、江戸期には井伊家によって保護を受け復興した。永源寺は代々学僧が参集し、禅の高僧と云われる禅僧が一時身を寄せた記述があり、その歴史が偲ばれる。
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