2009年4月12日日曜日

神仏霊場  日吉大社



神仏霊場巡り 「日吉大社」
全国日吉社の総本宮の日吉大社は比叡山の麓、坂本にある。
創建は祟神天皇の勅命で大山咋神を山上に祀らせ小比叡と称したのが始まりと言う。天智天皇の世に鴨賀島八世の孫宇志麿に勅して、大物主命を比叡山に祀らせ以後主祭神を西本宮を大己貴神、東本宮に大山咋神で他に五神、宇佐宮に田心姫神、牛尾宮に大山咋神荒魂、白山宮に菊理姫神、樹下宮に鴨玉依姫神、三宮宮に鴨玉依姫神荒魂の七社で山王七社が祀られて全国に白山神社三千八百余の総本宮で境内は八王子山を中心に十三万坪にも及ぶ広大な敷地に国宝二棟、社殿十七棟(重文)を有し上下二十一社、上七社、中七社、下七社のほかに境内百八社、境外百八社と坂本の隅々まで神域である。比叡山延暦寺を開山した最澄の頃にはその鎮守として「延喜式」に名神大社に列し、わが国を代表する二十二社のも加えられた。歴代天皇の行幸も多く平安時代には神仏習合の両施設が混在し荒法師の僧兵の強訴の神輿の場となった。
 信長の比叡山焼き討ちのあおりで衰退したが豊臣秀吉、徳川家康によって再建され明治維新の神仏分離令で元の神社としての形になった。境内清流を流れる大宮川に架かる重厚な石橋の大宮橋、走井橋、二宮橋は秀吉の寄進によるもので秋の境内の紅葉は絶景である。
 


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