ひこいち歴史歳時記
関西を中心に「神仏霊場」百五十所巡り。一ノ宮探訪 。カメラ片手に探索。著書、著作紹介。
2009年4月5日日曜日
神仏霊場 石山寺
神仏霊場巡り
石山寺
西国観音霊場と紫式部の縁の石山寺は、時代の政変の要所の瀬田の唐橋の西側の瀬田川沿いにある。創建は「石山寺縁起絵巻」に拠れば東大寺造営に携わった良弁僧正が岩山に糸を垂れていると翁、比良明神が現れて観音菩薩の啓示を受け聖武天皇の持念仏の如意輪観音菩薩を安置したのが始まりと言う。当初は華厳宗であったが、その後平安中期に理源大師によって真言宗に改められたと言う。境内の参道を行き右石段を上って所に正面に多宝塔があってその前の花崗岩の奇岩は(国天然記念物)のこの寺の寺名にもなった見事な岩の光景である。左手に本堂(国宝)に観音菩薩が祀られて平安時代より朝野の信仰があった。紫式部の縁の「源氏の間」があって王朝絵巻の描いた”枕草子””源氏物語””更級日記”などが描写されたのだろう、四月の桜の咲く頃に訪れて本堂の前の桜に山手から見た瀬田川の眺めは絶景である。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿