神仏霊場巡り 青蓮院
東山は知恩院を北に粟田御所の名ある地に青蓮院がある。三千院、妙法院と並ぶ天台三門跡の一院、比叡山は三千堂の一つに東塔南谷に青蓮院坊に端を発し鳥羽法皇の勅で七子の覚快法親王が三条通りと白川に房に住寺して青蓮院と改称し青蓮院門跡寺院となった。青蓮院は代々明治に至るまで門主は皇族が勤め平安時代から鎌倉時代に掛け最も栄えて、皇族の帰依も深く、浄土真宗の祖親鸞もこの寺で九歳で得度し、本願寺の起この由縁の地であったために本願寺の法主は代々当院で得度しなければ公に認められなかった。応仁の乱に悉く焼失し、その後豊臣家、徳川家にも再建の帰依があった。この院の何より有名なのは「不動明王二童子画像」青不動で国宝中の国宝で日本三不動の一つである。また庭園は室町時代の相阿彌の作で、小堀遠州の補作とされ名庭園のひとつである。
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