2009年5月26日火曜日

神仏霊場巡り  慈尊院

神仏霊場巡り 慈尊院
空海の母阿刀氏の建てた庵と言う、高野山は女人禁制のため空海に会うことが出来ないので母に会う為に付に九度、この庵に足を運んだのに因み「九度山」の地名が付いたという、母の信仰していた弥勒菩薩を供養の為に本尊とした寺院を建立、弥勒の別名慈尊を寺名を「慈尊院」と称し本尊の弥勒菩薩は秘仏二十一年に一度開帳される。また高野山の経典、帳簿等管理する「高野政所」として堂塔も多宝塔など高野山の表玄関として、白河上皇、鳥羽上皇の御所、藤原道長や公家の宿所としての格式を有していた。境内の上に丹生官省符神社(荘園の公文書を管理発行)があって明治の神仏分離令の前は寺社一体の霊地、聖地で信仰を集め、官としての役所的な役割も有ったのではと思われる。

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