神仏霊場巡り 丹生官省符神社
高野山の麓、九度山にある慈尊院の上に長い石段を上った所にある。明治の神仏分離令の前は慈尊院と丹生官省符神社とは神仏一体であった。慈尊院の境内から百十九段の上に大きな朱塗りの鳥居が見える。祭神は丹生都比売大神、高野御子大神、天照大御神で古くは丹生高野明神、丹生七社大明神と呼ばれていた。官省符の名は荘園などの管理をする役所、政所が置かれたことに由来するそうである。祭神も七社の由来は室町時代に、気比神、厳島神の四社が紀ノ川
沿いにあったが洪水に流されて慈尊院と共に移転、往時には七社に加えて十二王子社、百二十番社が有ったがこの地に移転をして現在の形になったという。
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