2009年3月3日火曜日

神仏霊場  大念仏寺

神仏霊場 大念仏寺
 平野の大念仏「万部おねり」で大阪、河内一円では五月一日より始まる行事は風物詩である。「日本最初の念仏道場 融通念仏宗総本山 大源山大念仏寺」
本尊は画像十一尊天得如来である。本堂は府内随一の木造建築物である。また日本十三宗の一つで浄土宗の先駆けと言って良い、平安時代末期、良忍(一〇七二~一一三二)が開宗した。一二歳で比叡山に登り出家、天台密教を学び、その後山を折り大原で修行し阿弥陀三昧、念仏を求め、四十六歳で阿弥陀から融通念仏の悟りを感得し、「一人一切人、一切人一人、一行一切行、一切行一行、十界一念、融通念仏、億百億万遍、功徳円満」の悟りは多くの公家から庶民に至るまで受け入れられて広まっていった。 その後鳥羽上皇の加護受けたが盛衰を繰り返し、良尊が再興したが衰退、元亨元年(一三二一)中興の祖法明によって再建するが再び戦火で焼失、元禄三年に大通が復興したという。年に一回幽霊博物館や広い堂内で数珠回しなどの行事がある。

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