滝谷不動
近鉄滝谷不動駅を東に石川を渡り山間にさしかかった所に「滝谷不動」滝谷不動寺がある。新義真言宗三不動、成田新勝寺、根来寺と滝谷不動の三不動一つに数えられ、近郊地域の根強い不動信仰の寺院である。寺伝に拠れば創建は弘法大師と伝えられ本尊の不動明王は楠正成、正季兄弟がこの近くに築いた嶽山城の守護仏と言われ、南北朝の戦乱で畠山軍の嶽山、金胎寺攻めで兵火で焼失後一人の盲目の僧によって再建され、盲僧の眼病が治癒した事でその不動尊の霊験が知られた、不動尊は弘法大師が唐より帰国の折り波間に現れた「波切不動尊」を模して作られたと言う。木造不動明王及び二童子立像(国文)平安時代後期の作と言う。
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