西国観音霊場札所、近畿三十六不動札所、西国四十九薬師札所、神仏霊場、真言宗十八本山札所と「世界文化遺産」と京都では屈指の文化財、寺宝の寺こそ、真言宗醍醐派総本山、醍醐寺である。創建は理源大師(聖宝)である。貞観十六年(874)にこの地の霊山、笠取山に登った折に老翁の姿で現われた地主神横尾明神のこの山を譲り受け、如意輪、准胝観音菩薩を刻み祀ったのが始まりと言う。その後、醍醐、朱雀、村上天皇の加護により上醍醐、下醍醐に多くの堂塔が建立された。その後応仁の乱で、五重塔を残して多くの堂塔は焼失した。その後、あの有名な「醍醐の花見」で天下人の秀吉によって金堂、三宝院、開山堂など再建された。その後江戸時代に幕府より修験宗当山派の本山として隆盛を極めたが、明治の神仏分離令で打撃を受けたが、余余に復元され往時の堂塔に回復し現在に至っている。
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