2009年9月19日土曜日

浪速の歳時記”彼岸・盆は天王寺さん一心寺さん”










”浪速の歳時記“お彼岸は天王寺さん一心寺さん

盆、彼岸は昔ながらに、宗派を越え天王寺界隈は人の波で賑わいを見せる。JR天王寺駅から一心寺か四天王寺まで露店が軒を連ね、経木札の机に筆と墨それぞれに無くなった人の戒名、俗名を書き北、南の引導鐘で回向する。その経木札を亀井堂に持っていき四角い石の地下の亀の口から流れるに聖水に流す、「経木流しである」そして六時堂にお参り、前の亀の池は落語にも出てくる「天王寺の亀の池」である。境内の露店との人情通う会話を交わしながら一心寺へと「お骨の仏様」で知られた浄土宗は法然縁の寺であるが宗派を越え善男善女の参りと、無くなった人の納骨で作られた「阿弥陀仏」が本堂の横のお堂に人が群がり亡き人を偲ぶ、生きているが如くの遺された肉親のお骨を前で成仏を願い再開を噛み締める。語り見つめ年月の流れを知って来世を信じ供養する。これが浪速の盆、彼岸の捉え、接し方なのである。天王寺さん、一心寺さんと親しみこめ今年も彼岸でお参りの人の波の絶えることがない。

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