万福寺
JR黄檗駅より東に万福寺がある。江戸時代に中国は福建省より渡来した禅僧が隠元禅師であった。後水尾天皇、将軍徳川家綱の加護って、一六六一年に開創された禅宗に寺院である。日本三禅宗(臨済宗、曹洞宗、黄檗宗)の一つある。
隠元禅師は日本の禅宗興福寺の僧らに請われ、九州の興福寺・祟福寺に入り、その後摂津の普門寺に移り、後水尾天皇の別邸の宇治に広大な土地を与えられた。徳川将軍の家綱や大老の酒井忠勝など、長崎に豪商に寄進を受け、堂塔伽藍を建立した。重厚な総門、山門、天王殿、大雄宝殿、法殿、祖師堂と多くの伽藍の配置は見事に回廊に荘厳さに調和されていて、唐様式ならではの禅宗の寺院である。庭園や堂内の装飾の仏画などは貴重な文化財の宝庫となっている。
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