2009年12月13日日曜日

神仏霊場巡り  六波羅蜜寺




仏霊場巡り    六波羅蜜寺
京都は鴨川の東側は町屋の真ん中に六波羅蜜寺がある。西国観音霊場の十七番札所で、創建は踊念仏で知られる市聖(いちひじり)空也が平安中期に十一面観音像を本尊として建立された道場に由来し、最初は西光寺と言われた。空也がこの頃、京都に蔓延した疫病に病人にお茶を振舞い,鴨川に疫病によって亡くなった人々の遺体の捨て場になっていた所に、僧6百人を集め大規模な供養会を行い、西光寺を建立したのが始まりと言う。その後比延山の僧が再興し天台宗に改宗し「六波羅蜜寺」となった。桃山時代には真言宗は智山派智積院の末寺となった。六波羅と言えば鎌倉時代に京都への拠点として「六波羅探題」が置かれた。江戸時代までは大伽藍と広大な寺領を有していたが、明治の廃仏毀釈で縮小され現在のような形になった。本尊の十一面観音像と空也の自刻像と言われる、口から南無阿弥陀仏の名号を唱える木造「空也上人像」有名である。

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