2009年12月23日水曜日

神仏霊場巡り    長田神社






神仏霊場名巡り  生田神社
神戸は町の繁華街を少し山手に向かった所に騒音から隔絶された静寂に生田神社の社殿と木々に包まれた境内がある。祭神は天照大神の幼名とも妹とも伝えられる「稚日女尊」で神功皇后が難波に向かっていた船が突然進まなくなったので、務古水門に帰って占った所、天照大神の神託で「活田の地」に稚日女尊が祭られたと言う。生田の森は清少納言の「枕草子」にその名が出てくる、平安時代には和歌にも読まれた森で、大きな森だったと言う。源平合戦に平家軍がこの森に陣を張った為、源平縁の史跡が残っている。また南北朝の楠正成、足利尊氏の合戦の陣屋にもなった。その他「弁慶の竹」と言って義経の代参で奉納した竹があり、神功皇后の釣竿の竹は、占いの為の釣竿の竹と伝えられる。境内には末社十三社も有って中でも最も古い社殿の「大海神社」に猿田彦大神が祭られている。生田神社は海の航海、安全の守りの神として古来より信仰されている。

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