神仏霊場巡り 八坂神社
京都に有って夏に繰り広げられる祭と言えば「祇園祭」である。毎年大晦日の「おけら詣り」も年の瀬の話題である。創建は斉明天皇の時代に、八坂の地に素盞鳴命を祀る社殿を建立したのが始まりとされ、その後「祇園感神院」「祇園社」「祇園天神」などと呼ばれ神仏習合の地であった。平安時代には興福寺と延暦寺の対立の折りには、最初は興福寺の傘下にあったが、戦いの後に比叡山延暦寺の傘下に入れられた。明治になって「八坂神社」に改められた。祭神は本殿中御座に素盞鳴命、東御座に櫛稲田姫命、西御座には八柱御子神が祀られている。「式内社」ではないが二十二社に列せられ、境内には多くの摂社,末社を有し、鴨川の西側に広大な社領を与えられ、朝野の厚い信仰を集めた。
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