神仏霊場巡り 長命寺
近江は琵琶湖の湖畔に、近江八幡は水郷めぐり西の湖の河口の山手に長命寺がある、西国札所は三十一番札所で本尊は千手十一面観音菩薩で古くより観音霊場としてその名は知られている。湖畔の麓より長い階段の参道は今はハイキングコース、若者なら登れるが急な斜面は境内の下まで車で登る。境内から見る琵琶湖の眺望は絶景である。山門の右手に三重塔、重厚な本堂には千手十一面観音菩薩、寺伝に寄れば聖徳太子が伽藍を造営し自ら刻んだ本尊の観音菩薩、寺名は古くは武内宿禰が柳の木に「寿命長遠諸願成就」と刻み祈願したところ、その功徳が有って長生きをしたという。その故事に因み名付けられたと言う。その後近江の守護佐々木定綱が父の菩提を弔い堂塔を寄進、その後戦乱で焼失したが再建された。三重塔は桃山時代、本堂は室町時代、本尊千手観音立像は毘沙門天など何れも重文である。
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