2010年2月22日月曜日

摂津古社寺探訪記平林寺

摂津88カ寺、摂津西国霊場の平林寺本尊は釈迦如来である。宝塚は武庫川渡り今津線のガードをくぐった山手にある。寺の周りには寺社が多く中でもこの寺が古風なたたずまないから古が分かる、記述によれば聖徳太子が摂津国七大寺を建立、その一寺がこの寺で、空海が入寺、戦国時代に消失したが再建された。

2010年2月21日日曜日

奈良古社寺探訪記宝山寺

生駒山は奈良県側の山腹に通称生駒さんで親しまれる宝山寺は本尊不動明王、役の行者が開山の霊峰、弘法も修行したという、中興の祖湛海が入寺し真言密宗の道場として栄えた、また歓喜聖天の商売繁盛、家庭円満の御利益に奈良、大阪から信仰する人々が生駒から日本一古いケーブルにお参りする人が多い。

摂津古社寺探訪記東光寺門戸厄神

東光寺は関西では厄除けで有名で真言宗で本尊は薬師如来、阪急今津線門戸厄神駅より山手にある、開山は嵯峨天皇勅願所、弘法大師が開基とれ幾多の戦火に逢って開基以来の経緯は分かっていないが厄除けの門戸厄神で広く信仰を集めている。

2010年2月20日土曜日

摂津古社寺探訪神呪寺甲山大師




西宮は北、甲山の山腹に真言宗で摂津西国霊場、摂津88所霊場の甲山大師がある、開山は淳和天皇の妃真井御前、本尊は如意輪融通観音、また弘法大師ゆかりの寺で、境内から見る西宮の眺めは必見である。

2010年2月18日木曜日

神仏霊場巡り曼殊院



京都は修学院山の麓の山間に天台五門跡の曼殊院がある。曼殊院に行くには細い山道を行かないと着かない、前日の雪にやっとの事で到着、苦労の甲斐あって絶好の雪景色をカメラに収める事ができた。開山は最澄、比叡山に国家鎮護の祈願の道場としたのが始まりと言う、その後円仁に引き継がれ、皇族が入寺し代々皇族の御子に引き継がれた。何よりこの寺院の有名なのは国宝の不動明王画像黄不動である。

2010年2月10日水曜日

神仏霊場巡り  赤山禅院



神仏霊場巡り  赤山禅院
比叡山の西麓、東山三十六峰の北の端に赤山禅院がある。境内は中心に神社の赤山神社には赤山明神、比叡山、京都御所の鬼門に当たり「皇城守護」の寺でもあり、山間を軒をすれすれに、細い山道を迷いながらやっとの思いで木々に包まれた赤山神社、赤山禅院に到着、神仏集合の聖域である。創建は慈覚大師が晩年を迎えたときに、禅院の建立を「安慧」に遺言をしたという。円仁は入唐のときに、五台山に向かうときに、その移動に不審を問われ、その地の赤山法華院の僧や人々に温かい支援で五台山に到達そる事ができたことへの仏恩感謝による寺院建立であった。境内には池に沿って諸堂があって「不動堂」は比叡山千日回峰行の護摩供が大阿闍梨の法修される、天台の名刹である。

2010年2月9日火曜日

古刹百景  建仁寺



古刹百景    建仁寺
京都は八坂神社から西の祇園町界隈の繁華街の道を南に、一瞬静寂に包まれた空間こそ禅宗の名刹「建仁寺」である。二月の中、昨夜に降った雪が堂塔の屋根に雪化粧、人も影も無く禅堂を拝観することができた。創建以来八百年、日本の臨済宗の根本道場として栄え、多くの学僧、禅僧を育てた、わが国最古の禅寺として開山は栄西禅師、開基は源頼家。当初は禅寺として開山する事は困難で、天台、真言、禅の並立での、建仁寺建立であった。半世紀後の宋僧道隆(建長寺の開山)の入寺の頃から純粋禅の寺院となった。臨済宗建仁寺派本山で本尊は釈迦牟尼如来で京都五山の三位に列せられ、俵屋宗達の国宝「風塵雷神図」は有名である。開山の栄西は日本の禅宗の先駆の禅僧として備中は吉備津神社の社家に生まれ十一歳にして出家し、十三歳にして比延山に上がり、二十八歳にして博多より入宋し、明州より上陸し天台山等を巡拝し禅に着き学んだと言う。建仁二年(1201)に源頼家の帰依を受け鴨川の東に寺域を与えられて「建仁寺」を建立、栄西の没後も室町時代には足利幕府の手厚い加護を受け、塔頭六十余を数えて大いに栄えたが、応仁、文明の乱で諸堂は悉く焼失した。その後豊臣秀吉より寺領八百二十石の給付などあって、再建され寺勢が盛んになり順次堂塔が建立されていった。