2009年10月11日日曜日

神仏霊場巡り      今熊野観音寺




今熊観音寺〔観音寺〕
西国観音霊場十五番札所、通称「今熊野観音寺」で京都は東山三十六峰の南にあって真言宗泉涌寺の塔頭にある。開山は弘法大師が天長年間に熊野権現の化身に会い、嵯峨天皇の御願によって開山と伝わる。その後藤原緒嗣が伽藍を建立したことから始まる。藤原北家の祖の宇合の子の百川の長男で桓武天皇に重用され右大臣、左大臣と昇進した。その後、後白河天皇が深く帰依し、この地にあった法性寺殿にあった所に、熊野権現に勧請して清盛に命じて、今熊野神社の本地仏として祀られた。本尊は十一面観音菩薩像は弘法大師作と伝わる秘仏で栄えたが、戦火で焼失し再建し泉涌寺の塔頭となった。

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