2011年10月20日木曜日

浪速今昔百景 清水寺(玉出の炊き


浪速今昔百景(十)清水寺(玉出の滝)
大阪の都心の四天王寺から北に、谷町筋から少し入った所に和宗四天王寺の末寺の清水寺がある。西に向かって天王寺七坂の階段状から狭い境内がある。本尊は十一面観音菩薩で摂津八十八カ寺の札所である。こんな都心に玉出の滝と言われる行場がある。京都清水の滝を模して作られているそうである。不動尊不動明王は観音菩薩の化身とされている。境内の斜面から突き出た石溝から水が落ちている。市内で唯一の自然の滝であるそうだ、滝の奥の石窟には二童子や八大龍王神が祀られている。本尊の十一面観音菩薩は聖徳太子の作とされている。戦後まもなくの光景ではビルも無く大阪市内を一望が出来て高台の舞台からの眺望は、京都は清水寺から見る光景に似ていたそうである。

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